Kosamota Project

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パリ

さてさて。
パリでの私の一番の夢だったアート三昧の一日です

我が家は昔から両親ともに絵画に興味があったようで、
私たち子供3人が小学生のころからよく美術館に連れて行ってくれました。
そんなこんなで私たちは知らず知らずのうちに、
・・・知識があるかどうかは別として(笑)・・・そういう空間が大好きになりました。

家族がパリに集合!!となれば
ルーブル美術館にオルセー美術館にオランジュリー美術館は絶対外せない
もうあまり滞在日数のなかった私たちは、
一日でその3つの美術館の「どうしても見たい作品巡り」をすることにしました。

だってルーブルは所蔵点数が30万点以上。。。。どんな点や。。。
日本にいては、きっと一生かかってもすべてを見ることはできないでしょう。

ルーブルとオルセーは第一日曜日に入館料が無料。
なんと偶然にもその日に当たってしまったため、朝一番で入ろう!と
私たちはまだまだ寒い、小雨の降る朝のパリを並んでいそいそと歩き、
8時過ぎにはあの夢の「ガラスのピラミッド」の前に並びました
・・・でももう前に200人以上は並んでいたのにはびっくりしました。

そろそろ9時をまわるころ。
ルーブルの人らしきお兄さんが私たち家族の前に立ちました。
「どうやらこちらにきて、っていってます。」と弟が言いました。

ついていくと、そこは、ポルト・デ・リオン入口。
三角屋根とは違う入り口から、なんと一番最初に入ることができました。
でも、でも、でも。
姉とひそひそと計画していた見学ルートはこれですべて変更となりました。笑。

入場してすぐに目に飛び込んできて大興奮。
奇想の画家アルチンボルドの傑作中の傑作。


そして、あのダヴィッドの「ナポレオンの戴冠式」
これはルーブル所蔵のナポレオンに献上された方の作品。
その前に、先日訪れたヴェルサイユ宮殿で、
ダヴィッドが愛する人のために描いて所蔵していたという
もう一枚の「ナポレオンの戴冠式」を見ていたので夢の2作品が見れて大感激。

それにしても、壁一面の大きな絵画でびっくりでした。
それに比べて、あのモナ・リザはとーっても小さい絵で逆びっくりでした。笑。

・・・見えてきました。見えてきました。
あの憧れの背中が。。。。見えてきましたよ。。。。
・・・・ああああ見えてきた、見えてきた・・・・きたよ。。。。きたよーーーー

「サモトラケのニケ」
ため息しか出ませんでした。

教科書などでは、前からしか見ることができない・・・
そんなことを思うか思わないかの間に
気づいたらこの「ニケ」の周りを、ぐるぐる、ぐるぐる、ぐるぐる、ぐるぐる。
次はまたちょっと遠くから、ぐるぐるぐるぐるぐるぐる。
そして、大きなため息。。。はあぁぁ〜〜〜〜〜〜かっこいい。

誰が作ったかなんてわからなくたって、
何のために作られたかなんてわからなくたって、
かっこいいものはかっこいい。それでいぃ。
そう感じた自分がいるっていうことが、一番大事なんだもん。

意外とみんな素通りで拍子抜けした「ミロのビーナス」
「ミロ」は発見地のミロス島のラテン語読みだそう。
「ヴィーナス」は
神話のアプロディーテーのラテン語名ウェヌス (Venus) の英語読みだとか。

やはりこれも教科書などでは前からしか見ることができない。
ということで、性懲りもなく後ろへ廻ると・・・

後ろのビーナスは、ちょっと"たぷんっ”としていた。
気持ちがっかり顔の私を発見した弟が腕組みをしながら寄ってきて、
"イメージと違うね"と弟。
"うん、おしりがね"と私。


「ナポレオン3世のアパルトマン」。
この部屋のあるリシュリュウ翼は、
ナポレオン3世がそれまでのルーブル宮に増築した棟で
彼が実際に使っていたサロンが当時のままに復元されているそう。
すごすぎる。
言葉にならない。
ただただ、見てため息、見てため息。見てため息。


ルーベンスの部屋では、もう動けなかったなぁ。
写真をとる気にもなれませんでした。
画才あふれる貧しいネロは、夢に現れるルーベンスの励ましを胸に
アントワープまでミルク売りをする。
悲願だったノートルダムのルーベンスを観るということが、
ネロと相棒フランダース犬のパトラッシュの命と引き換えに叶う、という。。。
それが浮かんだから、ぼーっとしていたという訳ではないけれど、
なんでこうも形容できないか、、、という思いでいっぱいでした。

その後、大理石で出来た、とても広い広い彫刻の部屋に行くと、
大きな階段で我が家のチビがほかの国?のチビと一緒に走ったりジャンプしたり。
日本の美術館ではこういうことがあろうものなら、
親は焦り、周りはしかめっ面、学芸員さんが飛んできてど叱られるでしょう。笑。
こういった芸術文化の違いを感じずにはいられませんでした。


ふと時計を見ると、
随分と足早に廻ったつもりだったけれど、そろそろ13時。
家族みんな(その日は9人)勝手に「ガラスのピラミッドの下」に集まっていたのは
ちょっとほほえましかったなぁ。笑。

とりあえず「ルーブルデビューの一日」に見たかったものは見た、ということで
マルシェ的な雰囲気のフードエリアでお昼ご飯。
キッシュやクスクスやパニーニ、パエリア、魚介サラダ・・・飲むわ食べるわ♪♪♪
やっぱりみんなでわけわけしながら食べるご飯は楽しい♪♪♪

さて午後も行きますよ。いざ出陣!!

・・・ルーブルを出ると、朝の小雨は大雨に変わっていました。
入場待ちは1時間程度とのこと。
傘をささないで傘を売るお兄ちゃんたちの声が響く中、
若干寒さに凍えながら並んでいると、
私たち家族は未就学児が2人いるということで、優先的に入れてもらえました。
すごいな。チビに感謝です。

あああ〜〜〜〜〜オルセー美術館。
小学生のころ”ルノアール”の絵に打たれてしまい、
「印象派」と名のつく展覧会には母に連れて行ってもらっていた私にとって、
この19世紀の印象派をたくさん集めたオルセーは天国のようなところでした。

ただね。。。ここは廻り方が難しかった。。。
見たいものがなかなか見つけられず、随分時間をロスしました。
かなりリベンジしたいところです。

上手に撮れなかったのが残念・・・エミール・ガレの椅子。

エミール・ガレといえば、アール・ヌーボーのガラス工芸作家として有名で、
椅子というイメージはそれまでの私にはあまりなかったんだけれど、
ここオルセーのアール・ヌーボー・コレクションの中には
こういった家具がすごくたくさんあって、とても面白かったです。

私の持ってる1000CHAIRSという椅子の本には
この椅子の座面がすごく綺麗なグリーンで張ってあるのが載っていて、
これを見かけたときには大興奮でした。


そういえば、そこにあるとは知らずに遭遇して
思わず「わあーーー!!」っといってしまい、
皆様の視線を浴びたロートレック作品。

中学生のときに初めて「ロートレック」という人を知って
ポスター画家なんていう呼ばれ方があることも知ったんですよね。

裕福な貴族の家に生まれながら、子供の頃の落馬が原因で下半身の成長が停止。
歓楽街に身を置いて、常に人間をそのものを追求して描き続け
36歳の若さで、アルコール中毒と精神錯乱で亡くなったという、
その人生にすごく衝撃を受けたんです。

オルセー美術館はもともとは駅舎兼ホテルだったということで、
今も大事にされているシンボル的な時計。
駅舎という仕事を終えても、
こんな素敵な美術館として世界中の人に愛されてるというのは
すばらしい街だなあって思いました。

ここを出るころにはもう夕方になっていました。
かなりくたくたになってきて、
一人脱落し、二人脱落し、三人、四人と人が減っていたようで、
次のオランジュリーに向かう人は私とチビを含む姉家族のみ。

程なくしてオランジュリーに到着したものの、またここでも雨の行列。
「入場制限があるから、並んでもらっても5時の閉館時刻になれば閉めるからね」
と、きっとこんな感じのフランス語の明るいおにいちゃんが叫びます。

2歳のチビは、お父さんのお腹の前で当の昔に重い荷物と化していたけれど、
3歳の長男もお母さんの背中でそろそろ限界だということで、
結局みなホテルに帰っていきました。
姉の後ろ髪が引かれているのが、相当はっきりくっきり見えました。笑。
でも、さすが母やね。エライ。エライ。

私は見たよ、お姉ちゃん。笑。
オランジュリー美術館 憧れの「モネの睡蓮の間」。
ここのオープン当時、NHKのハイビジョン中継みたいなので
この睡蓮の間の素敵な様子を見て以来、いつかは必ずと思っていた空間。

あちらを向いても、クロード・モネ。

こちらを向いても、クロード・モネ。

中央に配置されたソファーにみな腰掛けて、
黙ってただただぼーぜんとしてる感じ。
私だけじゃなくって、みんながそんな感じでした。笑。
この空間は、ほかの2つの美術館とは一線を画する空気感でした。
きっとコンセプトがまったく違うからだろうなぁ。


オテールまでの帰り道。
ヴァンドーム広場を通って帰りました。
オペラ・ガルニエからまっすぐに伸びるこの道は、何度か通ったけれど、
夜歩いたのはこの時だけ。石畳に落ちる雨音がなんとも素敵でした。

この四角い広場をぐるりと囲むシックな建物には、官庁のほか、
ショパール、ブシュロン、ディオール、フレッド、ミキモトといった高級宝飾店や
「女性」として私が憧れているココ・シャネルが住んでいたことでも有名な
ホテル・リッツといった高級ホテルがあります。
あのショパンもここに住んでいたとか。

時間って不思議ですよね。
・・・自分はいったいどこにいくんだろう、って思いました。
私は自分の心と体がガッチリ合っている感覚があんまりなくて、笑、
自分自身は気持ちの入れ物だって子供のころから思っていたんです。
こうやってまる一日、時空を超える妄想をしていると、
なんとも穏やかな不思議な気持ちになりました。

歩き疲れと、感動疲れと、考え疲れでパンクしそうだったので、
夕飯は近くのスーパーで買ってお部屋食。
そんなのもありやね♪

旅なれた友達が旅行前に差し入れてくれた「バブ」のお風呂につかりながら
ばばば ば〜ぶば〜ぶば〜ぶぅ〜〜〜〜♪♪♪
とパリのオペラ・ガルニエの横の路地のホテルで歌う粥川でした。

明日は最終日。

| kosa717 | - | 10:53 | comments(0) | - | -









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